赤いクチバシに大きな脚を持つ水鳥。水辺の草地や葦原で見られ、東日本では夏に、西日本では冬に見られることが多い。警戒心が高くすぐ草の中に隠れる。飛んでいる姿は滅多に見られない。

沖縄島北部で見られるクチバシと脚が赤いクイナ。お腹は縞模様である。飛ぶことができず、季節移動は行わない。1981年に新種記載された鳥で、国の特別天然記念物に指定されている。人の手により野外に放たれたマングースやネコの影響で減少したとされるが、現在は回復傾向にある。絶滅危惧種。

赤と黄のクチバシを持つクイナ科の鳥。草の茂った池や河川などの湿地で見られ、東北以北では主に夏に、それより南では年中みられる。泳いだり飛んだりするよりも歩く方が得意で、水辺や蓮の葉の上などを器用に歩く。

黒い体に白い額をもつクイナ科の鳥。バンよりもひとまわり大きい。今では全国的に年中みられるようになった。潜水も得意だがカモ科とは違った形の水かきを持つ。仲間を追い回して水上ダッシュを見せてくれることもある。

緋色のクイナ。東北以北では夏鳥で、関東以南では留鳥または漂鳥。警戒心が高くすぐ隠れてしまう。次第にテンポが早くなる独特な鳴き声をする。準絶滅危惧種。

腹だけでなく顔も胸も白いクイナ。南西諸島に留鳥として分布している。開けた場所にも出てきやすい。