頭が丸く黄色い虹彩が目立つ中型のフクロウ。「ホッホウ、ホッホウ」と一定のリズムでよく鳴く。青葉の茂る5月頃にやってくる夏鳥で、低地から山地の林に生息。夜行性で、街の街灯に集まる蛾などを捕食していることも多い。

木の葉のように小さいミミズク。日本で見られるフクロウの中では最小クラス。夜行性で他のミミズク同様黄色く大きな目を持っている。主に夏に北海道〜九州北部の森林で見られる。鳴き声がブッポウソウのものだと勘違いされてきたため「声のブッポウソウ」と呼ばれる。

コノハズクより一回り大きいミミズク。目は瞳のまわりが橙色をしている。全国の平地から山地のよく茂った林に生息しているとされ、ボーゥボーゥボーゥと竹筒を吹いたような声や、ミャーと鳴いたりする。

虎のような模様と長い羽角が特徴のフクロウ。全国の森林に局地的にいるとされるが、繁殖は本州中部以北で行う。ポーォとゆっくりしたリズムで繰り返し鳴く。冬には暖かい地域に移動する。竹藪や樹上を1羽から複数羽でねぐらにする。

小さな羽角と黄色い目を持つ中型のミミズク。顔が丸く見えることもありダルマのような体型をしている。冬に全国の農耕地や背の低い草地などで見られる。夜行性ではあるが日中でも活動し、草原で見られるので比較的遭遇しやすい。「野ネズミハンター」の異名を持つ。

羽を広げると2mにもなる世界最大のフクロウ。アイヌの人々からは村の神様として崇められている。北海道極東地域の海岸や河川、湖沼の近くの林にしか生息しない。日本で160羽しかいないとされる世界的な絶滅危惧種であり、積極的な保護活動が行われている。主にサケ科の魚を食べるがカエルなども捕食する。

「ホホゥ、ゴロスケホーホウ」と鳴くでおなじみの猛禽類。夜行性で日中は暗い林などでジッとしているが、夜になるとネズミなどを狩りに動きだす。フクロウの羽には小さなギザギザが付いており、これによって音を立てずに飛ぶことができる。

フクロウ科