元々は全国で見られる鳥だったが、乱獲によって個体数が著しく減少し、残り5羽となったところで保護のために捕獲。野生個体は絶滅した。現在は放鳥された個体が見られる。

白い体に長いしゃもじのような嘴。この嘴を水中に入れて、左右に振りながら獲物となる魚類や甲殻類を探す。冬になると本州以南で見られるようになる。見られる環境は河川や湖沼、干潟など。単独もしくは数羽での行動が多いが、類似種のクロツラヘラサギの群れに混じることもある。

顔が黒いのでヘラサギと比べて目がどこにあるかわかりにくい。サギと名前が付くがトキ科の鳥。世界的な絶滅危惧種でその数は数千羽しかいないとされる。主に九州近辺で冬鳥として飛来し、干潟や河口、水田などに生息する。